【第１話】偽物か本物か。

背：よっし！んじゃぁ始めるぜ！
唯：おぉ～！…で、何をするんですか？
背：っと、そうだったな。そのまえにさ、妖孤の文曲っているじゃん？あの人が校門の所に立つ度に気になってたんだけどあの耳と尻尾は本物なのか、それとも付け耳なのか？って考えた事ない？
唯：…折角の３部作でそんなことするんですか…？
背：やりますとも！目の前に確認できる人が居るんだよ！？……唯もやりたいんだろう…？（ニヤリ）
唯：モチロン参加させてもらいますよ♪（ニヤリ）
背：フッフッフ…だから今回は唯と一緒にやるのだよ、唯ならノッテくれると思ったからね。
唯：それで背後さん、どーやって確認するんですか？
背：んー、今んところは後ろから近づいて頭をワッシャワッシャしつつ確認しようかと思ってるんだけど。
唯：…前から出会った場合は？
背：それでも後ろに回り込む！…スイマセン、そこまで考えてなかったです…。出来れば案が欲しいです…。
唯：えー！？案ですか？んーと…、じゃあ最近背が大きくなったんじゃない？とか言って頭触ればいいんじゃないですか？
背：その案採用！プランBと名付けよう！
唯：いいんですか？結構テキトーですよ？
背：その辺は気にしない！耳さえ触れればOKだろ？
唯：でも耳触ったら分かるんですか？
背：分かると思うよ？付け耳なら針金っぽい物が入ってそうだし、本物ならフワッフワのモッコモコだと信じてるから。
唯：な～るほど。で、さっきから気になってたんですけど、高嶋さんは誘わないんですか？
背：アイツは誘わん！誘う前に怒られちゃいそうだからな。
唯：ふ～ん、高嶋さんノッテくれると思ったんですけどね？
背：そうかぁ？まぁ会えたら誘ってやるか、そんな事より早く檀探しに行こうぜ！
唯：りょ～かい！あ、あの耳が本物だったら私にもモフらせて下さいね！

（移動中）

唯：…あ、檀ちゃんいましたよ。
背：おー、いたいた。じゃぁ…行くよ？
唯：気をつけて！私はあとから追いかけて行きます！
背：よっし…！……ま～ゆ～み～！！どぉ～ん！
檀：わむッ！？
背：ッ！？そんな…ウ、ウソだろ…？
唯：背後さんどーでした！成功しましたか…ッ！？…どーゆー事ですか、コレ？
背：耳が…ナイ！？

－次回へ続く